子供の歯科・専門家

子供の歯科の専門家のことを、小児歯科と呼びます。2005年9月には、この小児歯科の専門医を育成するために、小児歯科専門医制度というものができました。厚生労働省の認可のもと日本小児歯科学会というところで行っています。日本小児歯科学会では、子供の歯科に関する研究を進めていきそのスキルを上げていく集まりであります。その中でも、高度な技術を持ち子供の歯科に専門特化した歯科医が小児歯科の認定医ということになります。一般的な病院の考え方として、内科に対して子供の専門家が小児科であるように子供のための歯科が小児歯科に当てはまります。現在では、口腔内の菌などが体に害を及ぼすことも分かっており、乳歯の段階から子供の歯科の専門家が治療に当たることにより健康を管理できるという観点からも、小児歯科は子供にとって重要な位置づけとなっております。

乳歯のむし歯

子供や大人に限らず人間は、口からものを食べて生きるのが基本である以上、人間の口腔内は虫歯との戦いと言えます。特に小さな子どもの場合は、歯が乳歯で虫歯により生え換わりの時期を待たず抜けてしまうことは、口から取り入れる栄養の摂取という事に問題が出てきます。もうひとつ子供の場合は、永久歯が生えてくるスペースの確保が必要となりますし、あごの発育状況にも関わってきます。むし歯一つをとっても、子供の歯科の考え方と大人のそれとは、おのずと違いがあることを親が理解する必要があります。子供の歯は、むし歯がない状態でも小児歯科で定期的な検査を受け、歯のクリーニングやむし歯の初期段階での治療や乳歯から永久歯への生え換わり、歯の矯正やあごの発育状況などを見てもらうことが健康な体と歯を大人になっても維持できる要因となります。

子供の歯科の違い

子供の歯科と一般の歯科の違いとは何でしょう。治療をする行為に関して、むし歯や歯の矯正、歯周病、歯のクリーニングなど素人が表面的にみると、子供の歯科と一般的な歯科との違いは見えてきません。私自身が、子供を専門の歯科に連れて行くまではそうでした。しかし、実際に子供の歯科に行くと病院の中の雰囲気から違います。子供の歯科という概念のない昔には、どこの歯科に行っても子供の泣き声が聞こえていました。(現在でもあると思いますが!)ところが子供の専門という事もあり、小児歯科でそのような光景にあった事がないのです。一つには、子供向けの施設として、キャラクターのぬいぐるみや、壁紙などに子供受けのする工夫がされている事、また子供との接し方が柔らかく怖さというものが一切感じられない事があります。ここまでは、全く治療とは関係のない接客の部分とも言えるでしょう。もうひとつは、麻酔です。子供の歯科では、一次麻酔と二次麻酔に段階を踏んでいるようです。結果として麻酔で泣き子供はいません。また治療中は、視界を遮り恐怖感を和らげています。このように子供の歯科は、子供中心に気配りされている点も専門医といえるところです。

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